世界一不幸から解放!座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋を読んだ感想

世界一不幸から解放!座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋を読んだ感想

空間心理カウンセラーの伊藤 勇司さんの本「座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋」を読みました。

我が家はこまめに掃除していますが、家族以外ににもお見せできない部屋が1部屋あります。
足の踏み場がない汚部屋

「掃除しなきゃ…」
「子供部屋のつもりだったのに片付けなきゃ…でも出来ないしまだいいか」と
部屋を見るたびに、気分が重くなっていました。

「片付けで金運&幸運をつかむ!」という副題が付いていますが、幸せな生き方の指南書です。

「こんなに努力してるのに、全然幸せになれない」
「私なんか全然だめだ…」
「人と会っても疲れるだけ…ひとりでいた方が楽」

現在不妊治療をお休み中で心境の変化を感じていたのですが、答え合わせをした感覚になりました。
とってもおすすめなので紹介します。

”座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋”私が参考になったポイント

「私に向けて書かれた本なのでは」と思うくらいドキッとするところが多かったです。
「すっごい分かる…あの時のダークサイドはまさにコレだったのか…!」という箇所ばかり。

  • 不幸でいるほうが、心理的には圧倒的に自分が満たされている機会が増える
    ダメな自分を演じていたほうが、他者からの共感や理解や承認が直接的に得られやすくなる
  • 「不幸から逆算して、幸せを導き出す」という発想こそが、最も確実で現実的な成功法則
  • 人は無意識のうちに、表面的な欲求の反対側に意識を向けてしまう
  • 視覚的、嗅覚的に幸せを感じやすい状態を維持する
  • 人は自分の殻に閉じこもってしまうと、ネガティブな想像をしてしまう
  • 心と現実の状態に矛盾を作る=常に心がストレスを受ける状態が不幸の原則
  • 不幸を肯定することが自分を肯定
  • あえて散らかしている=自分の意志でそうしているのだと認識した瞬間にストレスはなくなる
  • 得をすることを探すのではなく、損をしないような判断が結果的に得をする
    相手が得をすることを積極的に考える
  • メリットを先に考えると独りよがりな発想になる
  • 「ねばならない思考」ではなく、自分の心に素直になって決める
    否定から入る考え方は自己肯定感が低い
  • 理屈で行動するということは、過去の自分の狭い価値観の中で判断して行動し続けること
    望む未来の自分の基準で判断、行動
  • 小さな変化を行動に移して、理想に向かって進んでいるのだと実感し続けていく
  • 人は結果を得たい生き物ではなく、結果の先にある良い感情を得たい生き物
    良い感情を得ることを目的に行動する
  • 幸せな結果は、幸せな状態から生まれる
  • 脳のメカニズムとして、人間が学んだことや経験は再び思い出した時に記憶として定着される=良い感情を思い出す
  • 片付かない状況にある人ほど内向的になって、他人と本音でコミュニケーションすることを避ける傾向
    他人に気を遣ったり、人に合わせて意思決定をしたりする傾向が多い
  • 本音を隠して生きると「本当はこうしたい」という自分の素直な欲求を自分自身で満たせなくしている反動として、他人や外部に満たされない欲求を埋めようと外へ求めていくようになる。相手からエネルギーを奪うような自分が形成されていく
  • 自分の人生に対する明確な基準がないからこそ、それに従った判断ができずに、いつも他人や外部に影響された判断基準で決断を繰り返す
  • 一貫した自己表現が出来る自分作り
  • 自ら積極的には働きかけていくアウトプット(出力)を主体にした行動、具体的な行動を積み重ねる
  • 幸せの基本は相思相愛、物事は全て表裏一体
  • 人生をいつまでも一緒に過ごしていきたいと思う人とは、お互いが大切にしたい価値観や考え方が一致する数が多ければ多いほど長続きする
  • 笑顔になっている時に不安を感じることはできない
  • 自分で幸せになる勇気を持つ
  • できたこと、できていることを自分で認め続けていく単純な自己承認のプロセスが大事

こんな話を可愛いイラストと物語でわかりやすくまとめられています。
恐ろしく読みやすいです。

”座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋”はシンプルな幸福論

本をざっくりまとめるとこんな感じです。
部屋の片づけを通して、幸せを呼び込む生き方」の紹介になってます。

  1. 部屋の簡単な片付けから、成功体験を積み重ねて、自己肯定感を高める
  2. 自分に幸せなイメージを定着させる、派生させる
  3. 理想の部屋作りを目標=自分の判断基準・自己表現ができる
  4. 理想の幸せな生き方のイメージがあると、自分の意見も言える
  5. 物や人との付き合い方も変わる
  6. 幸せな状態から幸せな結果が生まれて連鎖が始まる

自分の周囲の幸せオーラを放つ人をイメージしてみると、まさにこんな人。
信憑性があります。

だとしたら、なんてシンプルな幸福論でしょうか。
「理屈」って「幸せ」の真逆にあるのかもしれませんね。

不幸と感じるのは脳のメカニズムだから仕方ない!今から幸福論を実践してみよう

私は不妊治療をしていた時、こう感じていました。

「子供が出来るor出来ない」の結果によって理想は変わるはず。
結果が出れば、レールを作るけど、それまでは結果をただ待つ状態。
(いまでは子供がいるいないで大きく理想を変える必要はないと感じます^^;)

自分の理想のゴールがぼんやりしていると、どこにむかってレールを敷けば分からないですよね。

そんな状態が長く続くと、焦りや自己嫌悪に陥ります。
周りには幸せにみえる人ばかりで、無理して付き合えばストレスが貯まる。
理想のゴールに俊足でたどり着く人も現れますし。

ストレスを避けるために誰とも関わらないようにして生きるのは一見「楽」に見えますが、どんどんネガティブが押し寄せて悪循環。

・・・・

全部そういう脳みその作りなんだから仕方ないんです。
仕方ない。

嫌なことばっかかもしれないけど、自分だけは味方じゃないと。

自身の過去の嫌な経験で屁理屈いって不幸に浸って何もしないのか、
シンプルな幸福論を実践するのか。

自分で幸せにならないといけないみたい。

”座敷わらしが喜ぶ部屋づくり”のポイント

”座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋”のポイント

「座敷わらしが喜ぶ部屋づくり」として紹介されていたポイントは3つ

  • 玄関を整える
  • 床面積を広げる
  • 窓を美しく磨く

玄関を整える

家を出入りする時に必ず使う玄関。
玄関を綺麗にすると、幸せなイメージに上書きされるのだそう。
確かに、いい香りがする玄関は気持ちがいい。

床面積を広げる

物が整理できず片付けが出来ないと、床にものが溢れます。
(掃除機をかける時に物を移動させてばかりの人は要注意!)
人間心理として、足元がおぼつかない状態=不安定になるそう。
また、「床面積の広さが、収入に比例する」という言葉があるらしいです。

窓を美しく磨く

光を浴びない生活をしていると鬱になる傾向が強くなります。
光は生命を活性化させるエネルギーがあるので、気持ちがふさぎ込んでやる気が出ない時こそ、窓を拭くように。

”座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋”を読んで実践していること

座敷わらしが喜ぶ部屋づくりはどれも簡単ですが、一気に着手すると大掃除になります。
なので、気が向いた時にこれらをちょこっとしています。

  • 毎日実施:スマホのメモアプリに出来たこと、良かったことを寝る前に入力
  • 毎日実施:食器洗い
  • たまに実施:玄関にアロマ
  • たまに実施:床拭き
  • たまに実施:汚部屋の片付け

掃除は「疲れた…」とか「なんで手伝ってくれないの!」と思うと長続きしないし逆効果です。
だから旦那に分って貰えない変化でも全然OK。
勝手に自分だけ気持ちよくなっています笑
動いていると体もあったまってきて、気持ちも浮上してくるし更に気持ちがいい。(変態!?)

幸運を呼び込むイメージが良いそうです。

幸せを求めすぎて見えなくなってるだけかも

現在一時的に不妊治療をおやすみ中なのですが、こんなことを考えていました。
仕事の量をセーブして、不妊治療と少し距離をおいたからか、前向きにとらえることが出来ています。

  • 子供がいないから出来ること
  • 私が出来ること、したいこと
  • 今まで失敗だと思っていたけど、実は成功したこと
  • 良いところも悪いところも私が望んだ結果が今であること

やりたい事を旦那と話し合ったり、老後や資金運用の話もするようになりました。
旦那との関係もいい感じです。

あれ?私、幸せなんじゃね?」って思うことがあります。
幸せって「ないない!怒」って探しまわるメガネみたいな状態になりやすいのかも。

”座敷わらしに好かれる部屋貧乏神が取りつく部屋”を読んで実践していること

私のように家の中に汚部屋がある人は、読んでほしいです。
不妊治療で悩んでて、なんだか全部うまく行かない人はもっと読んでほしい。

本の最後の方で、主人公の過去や座敷わらしとの関係がすごく…よかった。
やっぱり私に向けて書かれた本だったんだなあ…と思いました(違)